ニチユ1.5tリーチ80型 H85エラー 解除方法

H85 ツウシンエラー(メモリ)

<症状>

・設定を記憶しているメモリから、正常なデータが読み出せない

・データの書込みが出来ない

 

<メモリ設定リセット方法>

メモリ初期化(各設定またはエラー履歴をリセットする)

※管理者設定画面の入り方
キースイッチオンをして、OKボタンを押すと設定画面になり、そこでECOボタンを長押し、
パスワード「0000」を入れると管理者画面になります。

・サービス画面

 

 

 ← ▽ △ を押して

   MEMORY INITIAL. を選択

・メモリ初期化選択画面

 ← ▽ △ を押して

   SETTING または ERROR を選択

 ・SETTING 全設定をデフォルト値にリセットする

  ※機種はFBR15にリセットされる。

  ※エラー履歴はリセットされない

 ・ERROR エラー履歴のみをリセット。

・メモリ初期化画面

 

 

 

 ← 初期化(YES)を選択

<注意>

・メモリ初期化完了するまで1秒ほど時間を要する。

 その間、キーOFF、電源遮断など動作を絶対に行わないこと。データ破損の可能性あり。

・SETTINGにて初期化した場合、再設定が必要。→以下のメインボード交換時/メモリ初期化時の設定を参照

<メインボード交換時/メモリ初期化時の設定>

故障などによりメインボードを交換した時、およびEEPROMメモリ初期化を行った時には、以下の設定が必要である。

■初期設定

・機種設定                   サービス画面 → TYPE SETTING

・電圧補正                   サービス画面 → BATT-VOLTAGE ADJ. → FOR CTL./CHG.

・時計                     設定画面 → 表示設定 → 日時設定

・トルクセンサ中立補正 サービス画面 → EPS SETTING → STEETING OFFSET

<TYPE SETTING(機種設定)>

機種形式を設定する。

<機種設定>

FBR  車種

A    ロングホイールベース仕様

W   ワイドトレッド仕様

荷重  24V仕様:9N/10N/12N

      48V仕様:9/10/12/14/15/16/18/20/25/30/35/40

-H    高機能仕様(前輪ブレーキ付き)

-CAB  キャビン仕様

-CS  CS仕様 ※マルチ仕様車のみ表示

現調モーター設定 設定なし:京都製車体、NFT製車体

         NFS:NFS製車体

         NFT:未使用

 

※設定した機種は機種確認画面でも確認できる

 →機種確認画面 → TYPE

※防爆仕様、マルチ仕様車の場合、ラインナップにない荷重・オプションは設定できない。

※機種名は車輛制御に必要な識別情報であり、実際の機種形式とは表記が若干異なるので注意する。